伊豆方言とは、静岡県の伊豆地方で使われている方言のことを言います。
静岡は関東と関西の中間地点にあるので、言葉の特徴もその両方を少しずつ取り入れているようなスタイルになります。
しかし東京とさほど遠くなので、標準語と大きな違いは少なく理解しやすいものとなっています。
近い地域の『静岡弁』とは少し違った特徴を持っています。
伊豆弁と言えば特徴的なのは、語尾の変化です。
推量に『ずら』『ら』という語尾が用いられるのは分かりやすい個性だと言えます
。一部地域では『べぇ』も使われていますが、これは誘う時や意思を表明する時にも使う言葉です。
また『きゃー』『にゃー』で終わるようになるのも特徴的で、たとえば危ないは『あぶにゃー』、細かいは『こまっきゃー』のように変化します。
大きいことを『いかい』と言ったり、
ひっかくことを『かじる』と表現するなど標準語にはない言葉や独特の変化を遂げているものもあります。
ただそのほとんどは、標準語を話す人であれば推測できるような変化です。
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